たかがパンク、されどパンク…本当にパンク?パンクも色々な原因があります
今回は、自転車を乗っている中で一番嫌なこと、パンクについて話していきます
本当にパンクは、パンクと一口に言っても色々な症状があって一口には言えないのがパンクなんですが…
今、時期によくあるパンクをご紹介します
例年のことなのですが、夏はパンクが多い…自転車屋あるあるですね
これが何故かと言いますと…(本当にパンクしている場合もあるので悪しからず
)大体は、虫ゴムの劣化が原因で あとは虫ゴム原因の誘発でのパンク(これが虫ゴムです )
また、なんで虫ゴムがダメになるとパンクしたみたいになるかというのも説明をば
虫ゴムというのは、簡単に言うと お風呂の栓みたいな感じの物なんです
お風呂の栓が嵌まっているから、お水がせき止められ水が溜まる
それと一緒で、虫ゴムがチューブに栓をして嵌まっているから空気が抜けないという簡単な作りになっています
じゃー、その話と夏の関係はなんだい?ってことなんですが
ゴムと名前のついている通り、栓をする所がゴムでできているので(写真左の黒い部分)
夏の暑さに虫ゴムが負けてしまって、ゴムが柔らかく弱ってしまって隙間から空気が漏れたりする
それでパンクしたと思ったり、誘発して本当にパンクしてしまったり…と
なんでも…駐輪している自転車のタイヤ付近の熱はサーモグラフィで見るとすごい温度だとか
そりゃータイヤは黒いし、リムもアルミだと熱伝導率がいいのもあって熱はドンドン上がる
虫ゴム自体が雨や経年劣化による破断やダメージの蓄積がされて…とどめに夏って背景もあるとは思いますが
そんな感じで、夏には特に虫ゴムの交換や点検をしておいたほうが良い
知識を知っておいた方がいいって話ですね。
また、ご自身での空気入れの時も少なくとも1年に1、2回くらいは
一度、虫ゴムを抜いて確認して空気を入れてもらうのがベストなのですが…
空気は入れるが、虫ゴムのチェックは見落としてしまって しないというお客様が多数で
それが原因で来店するというお客様が多くいます
そうなってしまうと、本当にパンクしているのか虫ゴムが原因なのかは、中を確認しないと分からないので
パンクと同じでチューブを、水に晒して確認するしかありません
(完全に虫ゴムがあやしい場合は、交換してみて ダメだったら再来店してもらうっていうのもやっています)
どちらにしろ、お金はかかるし 時間はかかるし 不安にもなるしで大変なので
空気入れの時には、虫ゴムも気にかけてあげてください
また、空気入れは1ヵ月に1回が目安になるので忘れずに!(空気不足でのパンクも大変多いです)
※(虫ゴムの確認で空気を抜いた時は、空気を入れるバルブ下のチューブを摘まんで確認するのを忘れずに!)
※(摘まんで固く感じたら、自転車屋さんに持って行きましょう チューブが寄っているので修理が必要です)
※(自転車の保管環境でも虫ゴムの交換頻度は変わるので、回数が多くなる場合もあります 悪しからず
)なお、ウチのお店では空気入れをお願いされると通常毎回 虫ゴムのチェックをして空気を入れます
やる時は、毎回「虫ゴムのチェックは、してもいいですか?」と確認しますので安心してください
あと、注意点としてお店によっては空気入れを店に頼んでも虫ゴムの確認せずに空気だけ入れて返却してしまう
そんなお店もあるようなので、お店で空気入れたから虫ゴムは大丈夫とは思わないほうがいいかも?しれません