左ブレーキの制動力 もう少し欲しいと思いませんか?
以前のブログで左ブレーキの「バンドブレーキ」は音鳴りがついて回る話や
「ローラーブレーキ」の方が長く使うなら色々な部分で相性が良いとお伝えしました
以前から良しとしている「ローラーブレーキ」大変すばらしい物なんですが
いかんせん、制動力は人によっては心もとないと感じる人もいるでしょう
ウチのお店でも、時々ローラーブレーキの制動力に関しての相談を受けることがあります
特に幼児2人乗せ電動自転車に乗られている方などは自転車本体が30キロはあるため
お子さん2人にご本人で乗車時の総重量100キロなんてこともあるかと思います
平地はまだ大丈夫でも下り坂などでは、時に怖い思いヒヤリハットを体験してしまった時もあると思います
ローラーブレーキが効かないと感じてしまう条件としては
・幼児2人乗せ電動自転車(高重量)
・長期使用でのローラーブレーキ内部摩耗
・ローラーブレーキにローラーグリスを注入せずに使用してしまい内部摩耗
・スポーツタイプや他タイプの自転車に今まで乗られていて、高制動のブレーキに慣れている方
(ローラーブレーキの実力はメンテナンスフリー期間を長く、高耐久に重きを置いているので
どうしても他のブレーキに比べると、人によっては制動力はトントンに感じる場合もあります
)などがあると思います
いずれも不安要素があるなら、調整や交換が必要になりますが
交換に関しては、同じローラーブレーキにするより高制動の進化したローラーブレーキに
アップグレードする選択もあったりします
実際に自分もしばらく使用して、制動力がかなり変わって良いと思いましたので
ご参考までに見てみてください!
存在感アップ!制動力よし!組み合わせが大切です
パーツ名称「BR-C3000-R」
進化したローラーブレーキですね
ノーマルのローラーブレーキと比較すると結構変わっているのが分かります
周りについている放熱フィンが大きくてディスクブレーキのような存在感がありますね
右側のノーマルローラーブレーキにもついてますが、ちんまりしています
(実際につけるとけっこうボリューミーな存在感があります
)件のこの放熱フィンですが、仕様として
ブレーキ作動時に発生する熱を効果的に放熱してくれる物になっています
これによって、長い下り坂などでも安定した制動力を維持してくれたり
内部グリスの耐久性が向上しグリスを長持ちさせてくれます
また、構造の違いから当然ながらブレーキの制動力も向上しています
良い良いずくめではありますが…これだけを交換して実際に使用もしてみましたが
確かに性能は上がっているし制動力も上がってはいるが、無難な仕上がり?期待しているよりは?
実は、ブレーキの性能を十二分に発揮するにはブレーキレバーの組み合わせが必要になります
(ブレーキ各種ごとに指定されているレバーやワイヤーの引き量の指定があります)
そこでSHIMANOさんが指定している、このローラーブレーキに使用すべきブレーキレバーを合わせて装着して
パーツ名称「BL-C6010」
アジャストボルト付きで整備性UP
質感も良い感じです
古いブレーキレバーから新しいブレーキレバーに交換
肝心の使用感としては、やはり組み合わせをSHIMANO指定に合わせた結果が良く
ブレーキの制動力の向上が顕著に分かりました
後輪ブレーキでロック手前の一番ブレーキの効く所までスムーズに移行してくれるので
今までの「じわークックッグッ!!」と効くというより「スーッ…クッーグッ!!」みたいな
ブレーキ制動力を発揮してくれます
(擬音で分かりづらいですね
)このブレーキの制動力であれば、幼児2人乗せ電動自転車に乗られている方などでも
満足できるのではないかと思います
アップグレードOK!少しだけの問題も
今回、ご紹介のアップグレード
ローラーブレーキ&ブレーキレバー
(ブレーキワイヤーの交換も含みます)
基本は電動自転車で15000円ほど
一般シティサイクルで12000円くらいの費用です
今までのノーマルローラーブレーキの交換費用が
車種やワイヤーの選択で前後ありますが
基本8000~9000円くらいです
少し高くはなりますが
オススメのアップグレードになります
また、1っだけ問題もあったりします
今回、取り付けの左ブレーキレバー「BL-C6010」
左ブレーキに取り付けると右ブレーキも取り付けたくなりますよね
ですが、このブレーキレバー右もあるんですが 使えるブレーキの組み合わせが…
「パワーモジュレーター付Vブレーキ」or「ローラーブレーキ」だけ なんですね~
一般的に電動orシティサイクルの右ブレーキは「キャリパーブレーキ」がついているので
「BL-C6010」を左右あわせて取り付けることができないんです
「なーんでSHIMANOさんは、こうしたんだ???」で頭いっぱいでございます
(HYDEEⅡなど車種によっては左右あわせられる自転車もあります)
そういったことですが、「BL-C6010」のレバーの長さなどは取り付ける車種にもよるでしょうが
一般的な自転車のブレーキレバーとほとんど同じくらいの長さになっているので
交換しても左右の握り心地に変化はあまりなく違和感なく使用できると思います
見た目に関しては、実際に取り付けられているウチの自転車がありますので
気になる方は実際に見てみて
乗ってみて確かめてみてください(笑)
ご相談お待ちしております!