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中国製電動自転車について

目次

前回は、国産の電動自転車やバッテリーの特性などのことをお伝えしてみましたが

今回は、通販などの中国製電動自転車についての注意点・実際にあったことなどをお伝えしようかなと思います

前回の国産電動自転車と比較してご覧いただくと良いように思いますのでご参考ください

また近頃のモペットやフル電動自転車などは除外させてもらいます(あれは括りがオートバイですので

国産電動自転車と中国製電動自転車の違いを分けるのは簡単で

値段が安い

一般的な電動自転車の半額くらいになっているので、これに尽きるのかなと思います

最近の自転車の値上がりの状況などを考慮すると手を伸ばしたくなる気持ちも分かりますが

国産との各種違いや修理に関しての状況などがガラリと変わってしまう可能性があるので

よく考慮してからの購入が良いと思います

特に修理に関しては、かなり面倒になる可能性が高くなるのでご一考ください

値段が安い

安いだけで、国産品と遜色なければ良いのですが

やはり、そこは違いがあるもので電動自転車に使われている各種パーツが

国産電動自転車に比べて、電動自転車に見合っていないパーツを使用されていることがあります

一般の人には見た目が一緒に見えてても、実は色々と違いがあり

ギアの違いにブレーキの違いなど、所々で「うーむ?」と顔をしかめる

そんな違いの差が値段にあると思います

バッテリーの違いがある場合がある

通常、電動自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリーを使用しているのがほとんどだと思いますが

中国製電動自転車のバッテリーですと「鉛バッテリー」を使用している場合があります

このバッテリーは、リチウムイオンに比べて安価でいいのですが

大きく重たく日々のバッテリーの載せ替え作業も大変ですし

リチウムイオンに比べて寿命が短く、充電時間も長いですので

長期的に見るなら、やはりリチウムイオンバッテリーの方がコストパフォーマンスは優れていると考えます

修理をしてくれる自転車屋が少ない

自転車というものは使用していくうちに修理や部品の交換が必要になる乗り物です

ですが、中国製の電動自転車ですと…そもそも修理することが自転車屋も無理という現状があります

国産の電動自転車はメーカーが修理体制をしっかりと整えてくれているので

自転車屋も専用のwebなどを参照し、該当の修理部品を発注し

展開図や参考資料を閲覧して修理に取り掛かることができます

ですが、中国製の電動自転車の場合ですと

専用webもありませんし、契約もしていませんので、こちらから修理パーツの発注もできません

またいじってみたら、自転車部品の規格になっていない異なるパーツがついている場合などもあります

総じて、修理体制ができていないので修理に対する、安心感がないわけです

このような状態での修理をするというのは、自転車屋からしても大変リスクのあるもので

であれば、自転車屋も怖いので修理することができずに断るというのが大半だと思います

また…

もうすでに購入していて修理に困っている

このような人もいると思いますので、一応の参考にしていただくと

販売メーカーに送って修理をしてもらう修理サービスがあるはずです

販売メーカーも上記のことは予想しているもので

全部が全部のメーカーで、そういうサービスをやっているかは分かりませんが

自転車をメーカーに送って修理をしてもらうサービスがあると思いますので

購入時の品質保証書などを見てみてください

最大の注意点としては…

自転車を送る往復送料と自転車の梱包がとてもキツイ

これは、ウチのお客様の件であった話ですが

色々なお店で修理を断られて実際に、販売メーカーに連絡をして詳細を伺った所

メーカーに送るための自転車の梱包作業をやってもらう必要と

自転車を送るための往復の送料をお願いされたようで

送料の高さと自転車を梱包する大変さ、それプラスに修理代金で流石にギブアップ

お客様からは、「これって遠回しに断っているってことなんですかね?」

とのことで…(キビシイデスヨネ

ウチのお店では、保証のできない修理になることをお伝えしての修理をさせていただきました

「修理で直ったらラッキー ダメなら今度は国産の電動自転車を購入」

中国製電動自転車の修理に関しては、残念ながらこれくらいになると思う次第であります

…ちなみに、そのお客様は無事に修理は完了して今も乗っていると思います

(今回の件でお客様が国産に傾倒する結果になったのは言うまでもありませんでしたが)

つらつらと長くはなりましたが、今回のお話もこれからの購入のご参考にしてもらえると幸いです

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